23年に73歳で死去した歌手八代亜紀さんの「フルヌード写真」付きCDが、鹿児島市の販売会社ニューセンチュリーレコードから21日に発売される予定となっています。
故人ということもあり、是非について大きな反響があり、販売するニューセンチュリーレコードには問い合わせが多く殺到しており、「約25年前に250曲以上の原盤権や八代さんの私的な写真や手紙などを買い取りました。こちらに所有権があるし、売買契約書もある」と、正当性を主張し、販売する姿勢を崩していません。
対して、「八代ミュージック&ギャラリー」(八代亜紀さんの肖像権と著作権を管理)は、「現在、八代さんのご遺族が刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めている」と法的措置を取る方針を明かしています。
この記事では、八代亜紀さん「故人のフルヌード写真付きCDを販売、違法性について」触れていきたいと思います。
八代亜紀さんの「フルヌード写真」付きCDの販売状況について
販売会社の「ニューセンチュリーレコード」は通信販売にて、八代亜紀さんの「フルヌード写真」付きCDが21日に発売される予定となっています。
販売について多くの批判の声が集まっており、大手ECサイトや、タワーレコードやAmazonなどではすでにCDの購入ができない状態になっているものの、周囲は販売に消極的な姿勢を見せているのに対し、販売会社のニューセンチュリーレコードは直販する予定で、販売をやめない構えを見せています。
違法性について
法的には何が問題なのか、専門家からは「重要なのは、撮影対象者の承諾があるかどうか」と指摘。
性的な写真や映像を承諾なく流出させる行為を禁止する「リベンジポルノ防止法」に基づき、フルヌード写真の公表の違法性について、同法は、死後の公表が刑罰の対象かを明言していないが、遺族によるネット上の性的画像の削除要請は認められています。「法の趣旨は、亡くなった方の性的プライバシーを保護している。販売された場合は、遺族らは告訴できる」とのことでした。
販売自体を止めることができないんでしょうか、、
写真について、ニューセンチュリーレコードはホームページ上で、「(八代さんが)24〜25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影された」と紹介しており、許諾を得ているかどうかという観点から、そもそも私的な写真の取り扱いが、販売会社が正当性を主張する契約書に含まれるか、が争点になっていくものと考えられます。
まとめ
この記事では、八代亜紀さん「故人のフルヌード写真付きCDを販売、違法性について」と題してお送りしました。
違法性の存在について、フルヌード写真の取り扱いについて許諾が得られているかが、今後の争点として見込まれます。
反響は大きく、販売停止を目指し、所属事務所遺族による法的措置検討、またオンライン署名の動きも出てきています。
販売されてしまうことになるのか、今後の推移に注目となります。