川崎・遺体遺棄事件の被害者遺族は神奈川県警の対応に抗議「娘は神奈川県警に殺されたも同じ」、適切に捜査されていたのか

国内・地域

川崎市川崎区の住宅でバッグに入った遺体が見つかった事件で3日、遺体はこの家に住む男からストーカー被害を受けていた、同市のアルバイト、岡崎彩咲陽(あさひ)さんが確認された。

岡崎さんの父親は同日夜、神奈川県警の対応が不適切だったとして、県警川崎臨港署を訪れ抗議。同署には岡崎さんの友人ら50人以上が集まった。

結果として、神奈川県警が対応を進めている中で、被害者が発生したことについて、適切に捜査がなされていたのかについてお送りします。

川崎・遺体遺棄事件の詳細について

2025年4月30日:神奈川県警がストーカー規制法違反の疑いで男性宅を家宅捜索したところ、床下のバッグの中から一部が白骨化した遺体が見つかり、司法解剖の結果、遺体は死後1カ月以上が経過し、死因は不明。遺体には燃やされた痕跡があった。

5月3日:神奈川県警から遺体の身元が同区の岡崎彩咲陽さんと確認されたと発表。

岡崎彩咲陽さんは2024年12月から行方不明になっていた。発見された民家に住んでいた元交際相手の2白井容疑者が3日に海外から帰国しており、県警は詳しい事情を知っているとみて聴取を進めている。

被害者遺族によりますと、岡崎さんストーカー行為を受けていると訴えていた。24年12月20日朝に祖母の家からいなくなり、不在に気づいた家族が同22日に県警に通報。行方不明になる前は、本人や家族が県警に相談や通報をしていたという。男性は4月上旬から所在不明だった。米国に滞在していたとみられ、3日午後1時半ごろに航空機で羽田空港に到着した。捜査員が任意同行を求め、応じた。

行方不明が判明してからの動きもそうですが、ストーカー被害についてはどのように動いていたのかが気になりますね、、

神奈川県警が発表した川崎・遺体遺棄事件の捜査経緯について

神奈川県警は以下、捜査における一連の対応を発表しています。

2024年12月22日:岡崎さんの祖母から、自宅のガラスが割られている旨の通報があり、警察官が臨場したところ、岡崎さんが帰宅しないとの申告あり。祖母が「白井容疑者の家に行っているかもしれない」「帰ってこないことが何より心配」と申告したことから、現場臨場した警察官は、行方不明者の安全確認を優先すべきと考え、ただちに白井容疑者の自宅に赴き、自宅の確認、事情聴取を行った。白井容疑者からは岡崎さんの行方について明確な答えは得られなかった。

12月23日:川崎臨港署に来署した岡崎さんの父親から、行方不明者届を出したい旨の話があり、警察においてこれを受理とともに、同日、岡崎さんが同居していた祖母宅、白井容疑者の自宅などの確認を行う。 警察はそれ以降も、岡崎さんの知人からの聴取、岡崎さんの携帯電話の位置情報の確認、岡崎さんが立ち寄った場所の捜索、白井容疑者からの聴取などを含む捜索活動を実施した。

2025年1月16日:白井容疑者の自宅を、敷地内の空き家を含めて確認。12月22日、23日、1月16日の白井容疑者の自宅の確認は、白井容疑者の了承を得て任意のもとで実施。引き出しを勝手に開けるといった、令状にもとづく捜索ではない。遺体の発見場所はちょうど親族が食事をしているとして、細かいところは確認できなかった。

4月8日:白井容疑者が所在不明になったことを確認。白井容疑者の母に確認したところ、白井容疑者の姉を介して、外国に行ったという申し立てを確認。

4月28日:ストーカー規制法違反容疑で捜索差し押さえ許可状を請求。

4月30日:白井容疑者の自宅を捜索。

岡崎さんが遺体で見つかったことを踏まえ、適切な対応だったか問われると、「今後の捜査で、一連の経緯を解明をして、さらに改善していくべきかどうか確認したい」と述べるにとどまりました。

被害者が出てしまったことを踏まえると、どうしても行方不明届け以降の捜査が不十分なようにも見えてしまいますね、、、

まとめ

川崎・遺体遺棄事件について、被害者遺族からの強い抗議を持って、神奈川県警の捜査が適切だったのか注目が集まっています。

被害者が出てしまっている以上は適切だったとは言うのは難しく、改善が求められます。

今後の動向も引き続き追っていきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました